右脳と左脳とアンテナ

音楽をする時、聴く時、多分勉強やスポーツや遊んでる時とは違った感覚を使ってるところがあると思う。
例えば耳だったり。 空間認識だったり。 感情の部分でも特別な部分があると思う。

音楽が身体や脳に与える刺激や影響など、様々な実証実験が行われているが、難しい話をせずとも、普段の生活には沢山の音楽が存在し、無意識のうちにそれを共有している。

何故だか子どもの合奏団や、中高生の弦楽合奏、大学オケのトレーナーなど、子どもに関わることがとても多い私。
弦楽器はもちろんソロでの演奏もありますが、合奏したりピアノとDuoでの演奏があったり、誰かと一緒に演奏することが多い楽器である。

曲を弾く中でも、どのフィンガリングで弾くと良いか、どの弓順で弾くと良いか、リズムや音符、音の分析に左脳が使われ。
音の方向性や、ビブラートの美しさはどんな感じか、音のイメージや曲の流れに右脳が使われ。
誰かと一緒に演奏する場合、目に見えないやり取りにアンテナを張り巡らせることを覚える。

不器用なので、、、と言う方もよくいらっしゃいますが、実は無意識に色んな事をやっているのかも。
自分の技術は、自分の練習方法により見出されることがほとんどですが、合奏の場合、自分にはない領域を一気に広げてもらえる良いチャンスだと思う。

子供たちのほうが、阿吽の呼吸をマスターするのが早かったり、良い耳の使い方を習得するのが早い気がする。
どういう風にアンテナを張らせるか、年齢や合奏団のカラーによって進め方は違えども、行き着く先は同じようなところになる。

自分が演奏している楽器の種類によって、耳や脳の使い方が違ったり、性質が違ったりするのも、なかなか面白い。
何か本番がある場合は、それに向かいソロでもアンサンブルでも、本番でしか味わえない気持ちと達成感を目指して、右脳と左脳とアンテナを使いまくろう!
そういう事が、生きてるうちに一度でも経験出来たら、きっと何かが変わってくるかもしれない。

バイオリン教室も、弦合奏の演目を入れる事が多い。
キッズチェロたちは、ソロの他にもアンサンブルを経験してもらう
40人近くいる弦楽合奏では、一人では出来ない楽しさが沢山。

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